第45回 日本糖質学会年会(福岡)開催
The 45th Annual Meeting of Japanese Society of Carbohydrate Research
世話人代表 九州大学 竹川 薫
第45回日本糖質学会年会を、2026年9月14日(月)〜16日(水)の3日間、パピヨン24(福岡県福岡市)にて開催いたします。2000年以降、本年会は九州において3回(2007年福岡、2012年鹿児島、2021年鹿児島)開催されてまいりましたが、福岡での開催は19年ぶりとなります。このような歴史ある学会を再び福岡の地で開催できますことを大変光栄に存じますとともに、実行委員一同、皆様にご満足いただける年会となるよう鋭意準備を進めております。
私自身は、京都大学大学院農学研究科在籍時に山本憲二先生のご指導のもと、微生物由来エンドグリコシダーゼの研究に従事してまいりました。1987年に香川大学へ赴任後も糖転移活性に関する研究を継続していたご縁から、弘前大学医学部・遠藤正彦先生が主宰されたエンドグリコシダーゼに関する科研費基盤研究(A)の研究班に参加させていただき、1997年から2000年にかけて毎年弘前で開催された班会議に出席する機会を得ました。同研究班には、エンドグリコセラミダーゼ研究で著名な九州大学農学研究院の伊東信先生もおられ、多くの刺激と学びを得ることができました。さらに、伊東先生が2007年に福岡で本学会年会を主催された際に参加し、その折に九州大学農学研究院・発酵化学研究室の教授公募をご紹介いただいたことが契機となり、2008年より九州大学に着任いたしました。弘前および福岡という私にとって縁の深い地で本年会が開催されることに、特別な感慨を覚えております。
現在、糖質科学は、糖質・糖鎖の構造解析、合成、代謝、酵素機能の解明といった分子基盤研究の飛躍的な進展により、大きく発展しております。近年では、MS、NMR、Cryo-EMなどの高度分析技術に加え、AIを活用したデータ解析の進展により、従来解明が困難であった分子機構の理解が急速に進み、新たな知見が次々と創出されています。さらに本分野は、化学、生化学、微生物学、合成生物学、食品科学、材料科学など多様な領域が交差する学際的研究分野でもあります。本年会が、このような分野横断的特性を活かし、異なるバックグラウンドを有する研究者間の交流を促進し、新たな連携や研究の芽が生まれる場となることを願っております。
以上の趣旨を踏まえ、本年会のテーマを「糖質科学の深化と融合:分子基盤から生体機能へ」といたしました。本年会が糖質科学のさらなる発展に寄与する実り多き学術集会となるよう、尽力してまいる所存です。
なお、2007年および2012年の九州開催時には台風の影響により交通機関に混乱が生じました。本年会が天候に恵まれ、無事に開催されますことを心より願っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
年会概要
会期 :2026年9月14日(月)~16日(水)
テーマ :糖質科学の深化と融合:分子基盤から生体機能へ
会場 :パピヨン24 〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代1丁目 17-1
世話人代表:竹川 薫 九州大学大学院農学研究院生命機能科学専攻発酵化学分野 教授
世話人副代表:沖野 望 九州大学大学院農学研究院生命機能科学専攻海洋資源化学分野 教授
年会HP: https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jscr45
