日本糖質学会年会

The 43rd Annual Meeting of Japanese Society of Carbohydrate Research

第43回 日本糖質学会年会(横浜)開催 

年会HP

世話人代表 慶應義塾大学 戸嶋 一敦

第43回日本糖質学会年会を、2024年9月12日(木)〜14日(土)に、慶應義塾大学・日吉キャンパスにある藤原洋記念ホール他で開催します。本年会は、対面で実施します。慶應義塾大学で開催されますのは、1981年の第4回年会で須網哲夫先生(慶應義塾大学工学部)が世話人代表として開催されて以来となります。今から、42年前のことです。この当時、慶應義塾大学理工学部は、今の横浜・矢上ではなく、東京・小金井にあり、名称も理工学部ではなく工学部の時代でした。また、横浜で開催されますのは、2003年の第24回年会で笠井献一先生(帝京大学薬学部)が代表世話人として開催されて以来となります。第43回年会では、慶應義塾大学の創始者である福澤諭吉先生の「学問のすゝめ」にちなんで、「糖質科学のすゝめ」をスローガンとして開催いたします。糖質科学に一人でも多くの人に興味を持っていただきたいとの想いを込めました。

 糖質学会年会は、これまで、糖質に関する「化学」と「生物」が融合した形で行われてきた貴重な交流の場です。また、糖質科学は、「生命科学」および「材料科学」の両面において、その重要性が認識され久しくなりました。学問の「融合」と「多様性」がますます重要視される中、糖質学会年会の意義は大きくなるばかりです。私たち世話人会もこのことを十分に認識し、本大会の準備に臨む所存でおります。

 本年会の会期は、例年同様3日間とし、会員の皆様の発表機会を十分に確保するため、口頭発表(三会場)とポスター発表を行います。さらには、奨励賞受賞講演、優秀講演賞第2次審査、およびダイバーシティ推進セミナーを実施します。また、隅田泰生先生(鹿児島大学、(株)スディックスバイオテック)と西原祥子先生(創価大学)による特別講演を企画しました。例年通り、関連の企業様には、ランチョンセミナー、企業展示や広告掲載を依頼しました。さらに、懇親会(新横浜にあるSocia21を予定)を企画し、出来るだけ多くに方々に、幅広いコミュニケーションの場を提供できればと考えております。慶應義塾大学で2回目の開催となります第43回日本糖質学会年会(横浜)が、皆様にとって有意義であり、かつ楽しいものになりますよう、世話人会一同、一丸となって準備を進めてまいります。なお、コロナ禍は4年以上を経過し、ようやく終息の兆しが見え始めて来ましたが、流行の状況によってはオンライン開催へ変更する可能性がありますことをご承知おき下さい。慶應義塾大学・日吉キャンパスにある藤原洋記念ホールは、東急東横線「日吉駅」から徒歩3分ほどの大変便利な立地にあります。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

会場 慶應義塾大学日吉キャンパス(横浜)藤原洋記念ホール 他

(〒223-8526 横浜市港北区日吉4-1-1)